コード(ハーフディミニッシュ)

ハーフディミニッシュとは、○m7(♭5)というコードで、マイナーセブンスフラットファイブと読むのですが、長いのでΦみたいな記号でハーフディミニッシュと言うことがあります。ディミニシュコードと似ていますが、7度の音だけ違くてディミニッシュほどは暗くない感じがするため、ハーフが付いているのかと思います。

このコードはダイアトニックコードの7番目のコードで登場してきます。キーがCの場合はBm7(♭5)が出てきます。ダイアトニックの中では一番出てこないコードでもあるのでスルーしがちですが、ジャズ等では頻繁に出てきますので、覚えておいた方が良いです。

5弦ルートのフォーム

では、このハーフディミニッシュの押さえ方ですが、まずは5弦ルートから紹介します。

マイナーセブンスコードの5度の音がフラット(減5度)になるだけなのですが、押さえ方はちょっと変わります。2フレットを人差し指でセーハしたくなりますが、しない方がいいです。

BΦの押さえ方を左側に書きました。この様にひとつの指で1箇所ずつ押さえて1弦と6弦は弾きません。この押さえ方は、右側のメジャーセブンスコードとほとんど同じになり、中指、薬指、小指の形が同じままなので、例えばCM7→BΦのような進行の時にスムーズに押さえられます。

6弦ルートのフォーム

次に6弦ルートのフォームです。Gのハーフディミニッシュを例に説明します。

こちらもマイナーセブンスコードの5度の音をひとつ下げるだけですが、一気に押さえにくくなります。5弦の4フレット目も減5度なのですが、ここを押さえるフォームは難しいため、2弦の2フレット目の減5度を押さえます。そのため、6弦のルートを変則的に中指で押さえることになります。

こういう感じになります。5弦は中指でミュートするか、フィンガーピッキングで弾かないようにするかですね。これが難しい、もしくは気に入らない場合は4弦ルートのフォームで弾く選択肢もあります。

4弦ルートのフォーム

下4本の弦だけを使って弾くフォームです。フィンガーピッキングでもコードストロークでも弾きやすいです。

これは1,2,3弦が並んでるので覚えやすいですね。こちらも4弦ルートのメジャーセブンスコードのルートがひとつずれただけです。1,2,3弦は薬指でセーハしても1本ずつ押さえてもどちらでも良いです。

使わないとなかなか覚えないので必要になってから覚えるのでも良いと思いますが、出てきたらフラットファイブを無視せずに是非チャレンジしてみてください。


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