今回は、プラスチックのフルートをご紹介したいと思います。
私は最初、このプラスチックのフルートを買ってフルートを始めました。
NUVOのプラスチックフルートです。お値段は2万円ぐらいでした。プラスチックですが、普通のフルートと同じように吹けて音も普通に出ます。自分はいい音出せませんが、上手い人が吹くと、「こんないい音でるの!!」って驚きます。
買ってから気づいたのですが、ファースノートリッププレートというものも付いていて、リッププレートをこれに付け替えると、リコーダーのような感じで吹けて、いきなり音を出せます。
左がファーストノートリッププレートで、右がそれを装着した頭部管です。
フルートって最初、音を出すのがすごい難しくて、息もすぐ切れて酸欠になりがちなのですが、これを付けるとリコーダーを吹く感じでずっと吹けます。
ただ、このファーストノートリッププレートで練習していても全く息の練習にはならないです。音もおもちゃっぽくてフルートを吹いてる感じではないです。それでも、最初、運指を覚えるのにすごい役に立ちました。本当にフルート初めてだったので、普通のリッププレートだと全然音が出なく、押さえた指が合ってるのかもわからないのです。それに音が出ないとつまらないので、最初はこのファーストノートリッププレートを使って、指使いを覚えました。その後、普通のリッププレートに付け替えます。
これで、まっとうなフルートになりました。覚えた指使いで指を動かしながら息の練習を始めました。最初はかすれた音しか出ないし、5分も吹くと疲労感満載です。それでも、毎日5分だけでも吹いていると、6分、7分と次第に吹ける時間が増えていきました。
ある時、楽器屋さんに立ち寄って、金属のフルートを試奏できる機会がありました。YAMAHAのYFL-212です。7万円ぐらいで売っているエントリーモデルです。吹いてみると、「全然楽に吹ける!!」と感動しました。プラスチックよりも少ないエネルギーで吹ける感じでした。
これだったらずっと続けられそうだと思い、YAMAHAのYFL-212を購入し、その楽器店のフルート教室に通うことにしました。やっぱり習うと全然違います。息の入れ方とかどこが悪いのか自分ではわからないので、先生に的確にアドバイスいただけると本当によくなっていきます。そして、どんなに下手な演奏でも先生だけは聴いてくれるのでモチベーションが保てます。
今回ご紹介したプラスチックフルートですが、フルートに興味はあるけど敷居が高いと思っている方には良いかもしれません。最初のファーストノートリッププレートで、(音はちがうけど)フルートの演奏ってこんな感じなんだってのがイメージできると思います。その後にフルートやろう!って決めた時に、金属のちょっと良いフルートを買ってみるという作戦も良いのではないかと思います。
逆に、最初から「フルートやるぜ!」って方は、最初から金属のフルートを買った方がいいです。